【賃貸】お部屋探しで大事なポイント

賃貸のお部屋探しをする際、何を重視すれば良いのでしょうか?
賃料・場所・広さなどで気になるポイントは人それぞれのため、不動産業界ではよく言われていることをまとめます。

【前提】お部屋探しの際に必ず考えなければいけないこと

家賃や初期費用についてを気にされる方は多いですが、最も大事なことは「自分が何年間その物件に住むことになりそうか?」を考慮することです。
例えば、2年間住むとして、「家賃5万円+礼金2か月」と「家賃6万円+礼金なし」であれば、前者の方が全体では安くなりますよね?

家賃や初期費用の上限を決めるというよりもトータルで考えていくことで、結果としてお得に住むことができますので、この点を踏まえた上でお部屋探しをしてみてください。
場合によってはオーナーや不動産会社に、「礼金を払うので家賃を安くしてもらえないか?」「家賃を上げても良いので礼金を無くせないか?」といった交渉をしてみても良いかもしれませんね!

気にすべきポイント

付帯商品・入居条件

不動産会社(仲介会社・管理会社)や物件によって、付帯商品などの購入が必須ということがあります。

例えば、学生マンションだと「簡易消火器」の購入が必須だったりしますし、室内消毒やエアコン洗浄の購入&実施を求められたりもします。
勿論、一概にこれらが悪いと断じることはできませんが、オプションではなく強制的に購入させられるのは納得がいきませんよね。

お部屋探しをしている人にとって難しいのは、①物件オーナーの考えなのか、②物件管理会社の考えなのか、③仲介会社が購入させたいだけなのか、が見えづらいことです。
①②のオーナーや管理会社が「入居条件」として言われている場合は外すことはかなり難しいですが、③の仲介会社が購入させたいだけであれば外すことは可能な場合が多いです。
このあたりはお部屋を申し込む前に、何件かの物件の見積を取ればわかりますので、見積をもらって確認してから物件を申込をしてくださいね。

月額費用

家賃・共益費・管理費などだけでなく、『固定水道費』『安心入居サポート』などの名目で月額費用が加算されることがあります。

例えば、『固定水道費』がある場合、水道メーターが共通のため定額にするケースがあり、この場合は物件設備・オーナーの考えによるもののため、外すことは難しいです。
また、『安心入居サポート』が入居条件になっている場合は、その物件を管理している不動産会社の指定であることが多く、月額費用を支払ってもらうことで鍵を無くした場合の対応を低額に抑えるなどのサービス商品となります。
これらの部分を削ってほしいという相談や交渉は通らないことが多いため、家賃交渉をしたい場合には、素直に家賃を下げてほしいと言いましょう。

退去時費用

退去時費用として、一定額を支払うことが事前に決まっている不動産会社や物件が増えてきています。
これは民法改正によって「退去時の精算で入居者負担がどの部分でいくらになるか?」ということでトラブルになるケースが増えているためです。

『退去時クリーニング費用』などの名目で定額で決まっている場合は必ず退去時の原状回復費用として支払うことが必要になりますが、入居者・オーナーにとってトラブルを避けるための取り決めになっているため、逆に安心できる条件だと考えています。
(当然ではありますが、入居者による故意過失がひどい場合には追加費用を請求されます)

まとめ

賃貸のお部屋探しにおいて費用に関する条件をまとめましたが、参考になったでしょうか?

これらは物件サイトなどの情報だけでは判断しきれない部分であり、実際に申込をする前に詳細な見積作成や条件確認をしてもらわないとわからない部分になります。
不動産会社に問い合わせて「見積だけを作成してください」と要望しても細かい諸条件まで確認しない・できないケースも多いため、やはり実際に不動産会社の店舗に行って見積を作成して確かめることが大切になると思います。